まあべつに「旅行記」ではない。ただの帰省。正確には「名古屋」ですらなく、三重県に向かう旅。
早朝、名古屋駅を出発する。
近鉄の電車が懐かしい。
四日市駅で急行を降り、湯の山線というやつに乗る。終点は「湯の山温泉駅」という小さな温泉街。1時間に2本が走るローカル線。
20分ほど電車に揺られて、実家に到着。
3年ぶりに足を踏み入れた。どこを見ても実家の匂いがある。
宝物ばかりを集めていたはずの部屋、あれもこれも色褪せている。時が経った。
午後からは友達と合流して滋賀へ。
生まれて初めての琵琶湖。思っていた以上に湖で驚く。なるほど、海じゃないのね。
ひんやりと吹く風が気持ち良い。
有名らしいお店「かつくら」に入って遅めの昼食を食べる。クリームコロッケとトンカツの定食。スペシャルで年明けにふさわしい。
お洒落なカフェにも立ち寄った。
久々のお喋りが楽しくて、気が付けば日付を超えていた。
結局、解散したのは翌朝の3時。眠くて仕方がないけれど、どうにかこうにかバスに乗らねば。
2泊3日の駆け足で、久々の帰省が無事に終了。年明けから濃密な時間だった。